適正な運転代行の利用を
運転代行はタクシー事業などと比較すると、まだまだ世間に出てから日も浅く、その事業について知らない人も多いと思われます。
運転代行がどのような仕組みの事業なのかがわからない、結果、運転代行の事業者に、本来、することを許可されていない働きを強要してしまうといったこともあるかもしれません。
また逆に、客が、その事業の本来のあり方を知らないことをいいことに、タクシー理事行為や、白タクに似た行為を行ってしまう可能性もあります。
本来は、こうしたことが起こらないように運転代行の事業者は従業員をよく教育しなければなりません。
しかし、それが不十分であったり、あるいは運転手が自ら、不正行為であることを知っていながら、その行為をしてしまうといったことも起こるかもしれません。
ですから、少なくとも運転代行をたびたび頼む方は、運転代行にどのような規制があるかをある程度、知って、運転代行事業者が適正な事業を行っているかどうかを意識しているほうがよいでしょう。
適正な運転代行を運転代行事業に関わる保険業務を行う会社などがアピールするのは、運転代行の禁止行為を事業者が行っても、利用者から苦情が出ることはほとんどないからです。
むしろ、サービスが良いと喜ばれることも多いでしょう。
しかし、いざ事故などが起こると、運転代行の禁止行為中だと大変な不利益が利用者にかかることになります。
それだけに、適正な運転代行を利用者が強要したり、事業者側が提案したりすることのないように啓発しているのです。
どのような事業も決められた法律は守らなければなりません。
そのことによって、利用者に多少の不便が生じたとしても、その法律が決められた背景には合理的な理由があるのです。
ですからそれは必ず遵守しなければなりません。
問題があちこちで起これば、運転代行に問題があるとみなされかねません。
そうなれば、運転代行を正しく利用している人にとっては、迷惑以外の何者でもありません。
そのことを肝に銘じておきましょう。
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