白タク行為は禁止(1)
運転代行はタクシー事業者が行っている場合もあります。
先にも少し書いたとおり、タクシー事業者が運転代行を行っている場合には、運転代行の事業者と少しルールが変わってきます。
タクシー事業者は、タクシーに乗る資格のある運転手が自分の営業車であるタクシーにお客を乗せなければなりません。
そのため、運転代行をタクシー会社に頼んだ場合、依頼者は必ずタクシーに乗る必要があります。
タクシー運転手が運転する自分の車に乗ってはならないのです。
このあたりもよく誤解されるところです。
依頼者の車に同乗してきた人たちも同じです。
逆に言うと、運転代行の事業者は、本来、タクシーが行うような業務を行ってはなりません。
これを行うと白タク業務になってしまいます。
つまり免許のない人がタクシー行為を行うということです。
白タクは縁のない人にはあまり縁のないものかも知れませんが、実は白タクを日常的に利用している人は案外多いようです。
特に携帯電話が普及しだしてからは、白タクの運転手と容易に連絡が取れるようになったため、いつも白タクを利用するという人までいるようです。
白タクは明らかな違法行為です。
運転手は捕まれば当然、罰せられますし、客として乗っていても警察に厳重注意を受けるでしょう。
ですから絶対に白タクはりようしてはなりません。
一方で白タクを利用する人はなぜ利用するのでしょうか。
そこにはいろいろと理由がありますが、常連客になるとある程度の無理を聞いてくれるようになる場合もありますし、案外、身体の不自由な人に通常のタクシーよりも白タクのほうがサービスも良いという人もいるのです。
また白タクは、お客さんを掴むために通常のタクシーではできないこともよくやります。
例えば、タクシーとしては高級な車を利用したり、相当な安値で走ったりすることもあるようです。
長くやっていて客もついている白タクは、一般に思われているような運賃をぼったくるような真似はしません。
いくら親切だからとっても違法行為への加担には違いないのですから、白タクを利用してはいけません。
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